32鞍目(ベーシックA)かかとで踏む感触ってこれでしょうか?

 小学生の参加者が多かった本日のベーシックAは

  • 常歩立ち乗り
  • 常歩の歩度伸ばし、軽快な速歩発進、軽速歩の継続
  • 誘導(開き手綱、脚圧迫)
でした。ベーシックAになって、小学生によくあるケースが「脚合図が伝わらない」です。さらに、「手綱でのコントロール」が難しく、馬に引っ張られたりして、そのまま馬の自由を許してしまうケースがあります。したがって、停止合図の練習として、鐙で踏ん張り、かかとを下げて、やや後傾姿勢をとることの説明があります。先日は自衛隊のヘリコプターの音に馬が動揺していたのですが、小さな子供が上体を起こす指示に対応できず前のめりになる、ヒヤリがあったりしました。

最近ベーシックAに上がってくる子供が増えまして、以前私がグロッキーになっていた「ひたすら軽速歩の継続を行って脚の位置も含めた立つ座るの姿勢の矯正、やわらかい膝の使い方、立ち乗りを続ける(ツーポイント風姿勢の練習)」のような初心者にはハードな練習がなくなり、馬のコントロールが主体となっています。

私としては最近何とかベーシックAに慣れてきたことから、苦手項目のレッスンを受けたいところなのですが、ソフトな内容であるため、自身で課題を設定してレッスンを受けました。

本日の収穫としては「かかと重心主体の軽速歩がとれた!」です。
いつもの私は下図(左)のように一見かかとが下がっているように見せかけながら、実はつま先に全体重が乗っているという、良くない乗り方をしていました。こうすると、実はダイレクトに膝の皿に負担がかかります。こんな状態なのに「うまく乗れてる感」を醸し出すにはどれだけの力を使っていたことでしょう。

私のひざに優しい重心の取り方

最近意識していたものの、なかなかかかと体重にできなかったり、バランスが崩れたりしていましたが、本日は図(右)のような「かかとで踏む」こと、つまり結局は「足の裏全体で踏む」形で乗れました。これだと膝への負担を(体感3分の1くらいに)軽減できます。もちろん脚を引き気味にして、かかとの極端な下げ過ぎには気を付けます。
「かかとで踏む」と「脚を引く」はセットでうまく機能するように思います。

簡単な誘導の練習については、技術的な点よりむしろ面白いことがありましたので書きます。下図のように途中から経路①と②のどちらかに進むのですが、馬は、前の馬についていく習性があるため、前の馬と異なる経路をとるようにという指示があり、しばらく順調に進んでいたのですが、途中から小学生の馬が、
「前の馬に引きずられて同じ経路に行ってしまう」
「経路②で歩いている馬を、経路①の馬が追い越そうとする」
などが発生し、かなりおかしい状況となってきたため
「全員そとーーー!」
という指導員の掛け声で本練習は終了するとともに、時間がきたので本日のレッスンも終了となりました。
誘導の経路

なお、図の星マークは何かと言うと、私の馬が誘導中にいきなり休憩し始めた場所です。

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